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私たちの心の奥底には、幸せになりたいという願望が根付いている。 私たちの全存在は、悲しい状態や意気消沈した状態に反対している。 しかし、人生におけるすべてのものは、その反対語とともに存在しているという事実がある。
私たちは、何らかの損失や失敗に遭遇すると悲しくなる。 私たちの悲しみの度合いは、その喪失を個人的なレベルでどれだけ強く共感しているかによって、軽い場合もあれば強い場合もある。
理由もなく悲しみが押し寄せてくることもある。 悲しみにどう対応するかで、私たちの内面の成熟度や意識レベルが明らかになる。 悲しみの感情をより健全で意識的な方法で扱うには、以下のポイントが役に立つだろう。
1.) 悲しみと闘うな
悲しいときは、その状態に対する内なる抵抗があるものだ。
あなたの心は悲しみを破滅と結びつけているため、できるだけ早くその状態から抜け出そうと最善を尽くそうとする。 しかし、悲しみと闘えば闘うほど、それは悪化する。
悲しみを感じているのなら、まずこの状態と闘う必要を捨てなさい。 心の動きを抑えて、闘うのではなく、ただ経験と共にあることを心がける。
2.) しばらくの間、思考から解離する。
これはあなたにとって非常に非合理的あるいは直感的でないように思えるかもしれないが、だからこそ、心を超越するための最も効果的な手段なのだ。 あなたの身体の中にある悲しみという感情は、あなたの心の中にある物語や思考によって煽られていることを覚えておいてほしい。
しばらくの間、思考に同化するのではなく、ただ観察者になるのだ。
自分の思考に注意を向ける必要性を手放すことで、これが可能になるのだ。 あなたは、関連づけようとするマインドからの深い引き寄せを感じるだろう。 それを無視し、「議論のない」プレゼンスの状態にとどまるのだ。
関連項目: 25歳で学んだ25の人生訓(幸せと成功のために)ネガティブな感情はネガティブな思考を煽り、その逆もまた然りである。 だから、思考が引っ張る力を失うまで思考に対して中立でいることで、悪循環を断ち切る必要があるのだ。
3.) 悲しみの感情を体で感じる。
これまた直感に反すると思われるだろうが、とにかくやってみよう。
実際、一時的に離れても、後に燃え上がる残滓が残る。
悲しみを克服するには、そのエネルギーを身体で体験しなければならない。
悲しみという感情に触れようという考えに対して、マインドは反対するだろう。 マインドにとって、悲しみはほとんど「触れることのできない」存在なのだ。 しかし真実は、悲しみは解放を求める感情に過ぎず、それを完全に経験することによってのみ解放される。
その方法はこうだ:
悲しみを分析したり、考えたりせず、ただ静かにその悲しみに寄り添い続けること。 身体の中に押し寄せてくる感情を感じ取ること。 身体の不快感や収縮感、圧迫感を感じるかもしれないが、そこから逃げないこと。 悲しみに寄り添うというただそれだけの行為によって、感情のエネルギーはゆっくりと身体から放散され、軽やかな感覚が残るだろう。
4.自然の中に身を置いてみる
自然の広がりと新鮮さには癒しがある。
悲しいと感じたら、一番近くにある広々とした自然の中に行ってみよう。 座って、あるいは立ち止まって、しばらく周りを見回してみよう。 木々や花々、鳥や揺れる風を観察してみよう。
心は通常、閉ざされた環境では騒がしくなる。 開放的な自然の中では、その勢いを失う。 自然の前でじっとしていると、頭の中の声もしばらくすると消えていくようだ。
何も考えずに自然を観察して過ごすだけで、悲しみやネガティブな感情を取り除くことができる。
5.) 面白いものを見る
リラックスできて面白いものに外的に同調することで、気分を変えることができる。
もし家でペットを飼っているのなら、一緒に遊んであげるといい。 一般的に動物は、その屈託のない自然な姿からリラックス効果がある。
面白い映画やビデオも、体内のエネルギーを変えるのに役立つ。 悲しみから逃れるためではない。
関連項目: オリオンの帯 - 11のスピリチュアルな意味& 秘密のシンボリズムこの休憩の後でも悲しみの感情が戻ってくるようなら、また気を紛らわそうとするのではなく、それに向き合わなければならない。
6.) 親しい人に心を開く
あなたの感情を冷やかしたり嘲笑したりしない親しい人と感情を分かち合うことは助けになる。
あなたが一番避けたいのは、自分の感情をもてあそぶ相手だ。 だから、感情を分かち合う相手は、心と心のレベルであなたを理解していることを確認することだ。
話すことは、悲しみから生じるストレスを和らげるのに役立つ。 また、自分が一人ではないと知ることは慰めにもなる。 その人と話しているうちに、自分の生活状況について新たな視点が得られる可能性も十分にある。
7.) すべてが過ぎ去ることを知る
人生で頼もしいのは、何事も長くは続かないということだ。
悲しみの原因が何であれ、それは必ず過ぎ去る。
それは、訪ねてきた客人を心からもてなすようなものだ。
ただ、悲しみから逃げようとせず、その存在を体で感じるということだ。
8.) 否定的な行動をとらないこと
悲しみのようなネガティブな感情にとらわれているときに取る行動は、不幸を増やすだけだ。
酒に酔ったり、ドラッグを飲んだり、自己破壊的な行動をとると、気持ちが弱くなり、力が抜けてしまう。
人生は、私たちを深め、より成熟させるために試練を投げかけてくる。
どんなことが起きても無条件に受け入れ、思考にとらわれすぎず、できるだけ冷静に向き合うことを学ぶ。
できる限りリラックスし、心を休め、状況を分析しすぎず、感情が消えるまでただ身を任せること。 身を任せれば任せるほど、感情は早く消えるが、抵抗すればするほど長く残る。